![]() ![]() 気密性・断熱性に優れた北欧輸入住宅を長年にわたり手がけてきた家づくりのプロ。設計、現場監督、大工の棟梁…。あらゆる家づくりの仕事に携わった経験を生かし、首都圏、関東圏を中心に、無垢フローリング、木製トリプルガラスサッシを標準仕様とした完全自由設計の注文住宅を提供している。インテリアコーディネートなどを担当する奥様との二人三脚で歩む日々。 株式会社秀和 ホームページ![]() 「当時の三菱レイヨン株式会社ハウジング部門がフィンランドから住宅を輸入するという大きなプロジェクトを立ち上げることになり、施工責任者として深くかかわることになったのです」 「その北欧輸入住宅の名前は、“プータロ”というものでした。奇妙な名前ですよね。フィンランド語で、“プー”が木、“タロ”は家という意味なんです。文字通り、木でできた本物の輸入住宅です」 「プータロの広々とした設計、ふんだんに木を使った内装に驚きました。そして、お客さんが、皆住み心地がよくて快適だというんです。断熱性や気密性などの住宅性能の大切さも、身を持って実感しました」 「いい家を建てたい、という思いで、常に新しいことに挑戦していました。例えば、当時、安かろう悪かろうの世界だった建て売り住宅を変えたい、との思いから、注文住宅のデザインの良さを建て売りでも実現してみたり、ガーデニングという言葉すらない時代に外構を工夫する提案をしてみたり…。今でも、安くつくって儲ければいい、という考えが日本の建築会社には根強くあるようですが、それは、本当に良くないことです。家は人が住まうものです。そこで暮らすためのものですから」
―昭和57年、三菱レイヨン株式会社ハウジング事業部が解散。しかし、篠原さんは、輸入から施工まで深くかかわってきた経験を生かし、北欧輸入住宅を作り続けました。そして、“プータロ”を進化させて生まれたのが、現在、篠原さんが提案している「北欧の家」。無垢の木がふんだんに使われ、気密性・断熱性に優れた、完全自由設計の“世界に一つだけの家”です。
![]() 「お客さんの“出会えてよかった”という一言が支えです。お客さんの満足があってこそ、自分自身も満足できるのだから。お客さんの満足とは、言い換えれば“一般の方の眼”。そして、私の満足とは“住まいにずっと携わってきた玄人の眼”だと思っています。同業者やプロの目から見て、秀和の家はどうなんだろう?と。客観的な視点も忘れないようにしています」 「建材の良し悪しがわかるのは若い頃に大工を経験したから。RC造、在来工法、枠組壁工法…様々な工法を学び、設計も現場監督もしてきました。すべての経験が今の“北欧の家”につながっています。“北欧の家”は、“いい家とはなんだろう”という問いに対する、私なりの一つの答えです」 ―ひたすらまっすぐに、家とそこに住まう人のことを考える篠原さん。施主側も、篠原さんの家づくりのチームの一員に加えてもらえるよう、まっすぐな心の持ち主でありたいものです。
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