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プチスローライフ

ガーデニングをやってみよう

ガーデニングを自分でやってみたい。自分だけの個性あふれる庭造りを楽しみたい。
とはいえ、本当に自分でできるのかしら?まず何から始めればいいのかしら?
という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ガーデニングの方法をチャート式で連載していくことにします。

Vol.01「庭をレイアウトする」

【準備1】

  1. 時間と労力
    家が完成してもお庭ができていないと、なんだか淋しい気持ちになります。ただ、1年を通してその庭の環境がどんな感じなのか様子をみることもとても大切です。新築と同時に樹木も入れてもらったのですが、住んでみるとリビングからシンボルツリー*1が見えなかった。目隠しのはずの生垣が冬の太陽を遮ってしまう。そんな声も聞きます。家と庭が同時に完成して、新しい住まいで心地よく過ごせることが一番だと思いますが、ここがスタート地点だと考えていただきたいです。そして、どんなお庭でも樹木や草花を育て、綺麗にしておくには、時間と労力を必要します。それぞれの季節、または一月にどれぐらい時間をさくことができるのかもガーデンスタイルを決定する条件の一つになります。

  2. 庭に求めるもの
    お子様が遊べるスペースをとりたい、子育てが一段落したのでバラの庭に挑戦したい、家族や友達とガーデンパーティできるスペースが欲しい、収穫のできる庭にしたい、いろいろ要望はあると思います。 その要望の中でも自分たちのライフスタイルと照らし合わせながら優先順位をつけて下さい。

  3. 人と庭の変化
    樹木や草花は、経年と共に生長し、また枯れてしまうこともあるということは自然の現象ととらえて下さい。また、人も同様です。 共働きで時間を費やすことができなければ、沢山の草花を植えても手入れが行き届かずあっという間に荒れた庭に変化してしまうことも起こります。そんな時には、お手入れに時間のかからないものにし、時間がとれるようになったらリガーデンする。また、リタイア後でゆっくりとお手入れする時間があっても体力的に限度のある作業もありますので、作業しやすいデザイン・スペースを考える必要もあります。 人も庭も常に変化をしてきますので、その状況に併せて計画することも大切です。

  4. イメージの収集
    ガーデニングブームもあり、沢山の雑誌や専門書が出回っています。 それらの中からご自身の好きなガーデンスタイルや花壇のイメージ、樹木・草花のカラーコーディネートとにかく気になったものは、チェックをしておきましょう。また、レストランやカフェのガーデン、絵葉書なども参考になります。庭園めぐりをした時に画像を残しておくのもいいです。 それ程広くない庭に実現するのは難しいかな?と思ってもその中の一部分でも取り入れたりすることができるかもしれません。ご自身の好きな傾向が見えてきますので、とても大切な作業です。

【準備2】

  1. お庭の現状を知る


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    これから庭をつくろうとする場所の長さや広さを把握しておく必要があります。 家を建築した時の配置図*2があれば、それを利用してもいいです。お手元になければ、実際に計画する場所の寸法を測ってみましょう。この時に、建物の位置からどのぐらい離れているか、お庭に面する窓やアクセスできる出入り口の位置も一緒に確認します。


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    また、方位や日当たりのいい場所、日陰になる場所も風の通りなどを確認しましょう。
    ※右図中では、地中埋埋設物などの障害がないと仮定します。
  2. ゾーニング


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    (1)でお庭の状況を知ることができました。これをもとにゾーニング*3してみます。
    お部屋の中から見えるフォーカルポイント*4、お隣との境界、日陰になってしまう場所、花壇をつくる場所、バーベーキュースペースなどを区分してみましょう。

  3. スタイルの決定
    ゾーニングをしてみると、お庭での動線、それぞれの条件が見えてきます。
    歩くスペースはレンガ、砂利、ステップストーンにするか、日当たりのよい所にはどんな樹木、草花を植えようか、ちょっと隠したい部分は常緑の樹木で目隠しをしてしまおう、日陰の通路はどうしたらよいか。
     ここで、最初に思い描いたイメージのハード(レンガ、ブロック、フェンスなどの造作するもの)部分とソフト(樹木、草花など)面に合ったスタイルを決定できます。

*1:シンボルツリー 玄関や主庭の象徴になる樹木
*2:配置図 敷地内での建物の位置、方位、道路との関係等を示した図面です。
*3:ゾーニング 区分・区画すること。
*4:フォーカルポイント ここでは、視線などが集まる中心になる場所

今回ご協力いただいたのは…
アトリエトーマ/内藤ユウ子さん

海外のホームステイ先で、インテリアデコレーションやライフスタイルの多様性を学び、帰国後輸入住宅メーカーにてホームコンサルタントとして勤務。 退社後、自宅の建築を機に町田ひろ子インテリアコーディーネーターアカデミーでガーデンデザインを学ぶ。
第9回「ガーデンデザインコンテスト」(BISES主催)優秀賞に入選。
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